【H28年10月17日】倒壊した社殿の残がいを運び出すための取付け道路を、神社の西側から整備しています。(写真をクリックすると拡大表示します)
【H28年12月】倒壊した社殿を撤去。社殿を直撃した巨岩は移動できず、これも神聖なものとして祀ることになりそうです。(写真をクリックすると拡大表示します)
【H29年10月】入口の鳥居などを復旧することができました。
写真をクリックすると拡大表示します。
【H30年5月】熊日で神像の修復に向けた取組みが紹介されました(2018.5.2付け)。
神殿に置かれていた神像の修復について
・文化財レスキュー事業の協力を得て、被災した神像のくん蒸処理を済ませたこと。
・今年度中には補強や台座などの修復作業を行う予定。
・修復費用の1500万円は、住友財団の助成や県の復興基金を充てる見込みであること。
が紹介されました。
【H30年11月】社殿の建築が順調に進んでいます。来年1月15日の例大祭には完成した姿が披露できそうです。(写真をクリックすると拡大表示します)
【H31年1月15日】
このほど再建を進めておりました菱形八幡宮の社殿が完成し、1月15日、例大祭に併せて落成式を挙行いたしました。
復興基金からの助成(熊本市地域コミュニティ施設等再建支援)や寄付金など、多くのご支援と地元の協力を得て、社殿の復興を図ることができました。ご支援していただいた全ての皆様に深く感謝申し上げます。
熊本地震から2年9か月が経過し、地域の守り神である菱形八幡宮の再建が成就したことは、地域にとって大きな喜びです。新たになった社殿が地域コミュニティの礎として、震災の記憶と共に次の世代へ引き継がれていくものと期待しています。
【令和元年6月16日】
地震により倒壊した社殿の中から救出されていた神像は、傷みが酷く修復に出されていましたが、本日修復が終わって八幡宮に戻ってきました。
平安時代から江戸時代にかけて作られた木彫りの神像19体で、県の復興基金や住友財団の助成を受けて、九州国立博物館に依頼して修復されたもの。汚れやカビを落とし樹脂で強化されており、今後は熊本市の文化財指定や公的施設での保管が予定されています。
神像が戻ってきたことで震災からの復興も一段落となりました。
令和元年6月17日付け熊日記事
【令和2年1月16日】
1月15日、菱形八幡宮の例大祭が執り行われ、今年は4年ぶりに「子ども相撲」が復活しました。社殿が復旧し、例大祭も元の形に戻ったことになり、地元として大きな喜びです。
子ども相撲の様子が1月16日付け熊日で報じられました。
【令和2年11月21日】
11月21日付けの熊日で、県立美術館に寄託している菱形八幡宮の神像群が、熊本市の有形文化財に指定されるよう文化財保護委員会の答申があったことを報じました。
内容は次のとおりです。
「熊本市文化財保護委員会は11月20日、熊本地震で被災した北区植木町の菱形八幡宮神像群(平安後期~江戸期、彫刻25点)=県立美術館寄託=など3件を、市有形文化財に指定するよう答申した。12月の市教委で正式に決定する」ー11月21日付け熊日記事よりー
平成28年4月に発生した熊本地震で、私たちが住む熊本市北区植木町大字円台寺の「菱形八幡宮」社殿が全壊しました。激しい揺れと裏山の巨石崩落によるものでした。
千数百年もの歴史ある神社を後世に引き継いでいくために、何としても再建を果たさなければならないとの思いで進めてまいりました。ここに復興の歩みを綴っていきます。
菱形八幡宮氏子一同